川原沿いの公園でクヌギを観察してたとき
ひょんなことで年配の人とカブトムシの話になった。
「昔は夏になるとこの橋に、もの凄い数のカブトやクワガタが
いて車に踏まれたりした死骸が散乱してたものだ」
「サイカチという木が沢山植わっていてクヌギの比ではない」
など興味深い話をきかしてもらった。残念ながら現在は
クヌギが植わっている公園に変わってしまっているため
昔の面影はまるっきりないという。

サイカチというと界面活性剤とか石けんというイメージしかなく
まさか、クワガタなどの甲虫がつくという話を聞いたときは
目から鱗って感じで、泡につくかぁ〜なんて思ったりしたが
冷静に考えると泡が出るのは実だから、樹皮には関係がなく
いったいどんな感じででてどんなふうに集まるのか
見てみたくなりまずはサイカチの密集帯を探すことに・・。
サイカチは、私がいつも巡回している所ではいままで見た記憶がない。本の資料によると河川敷や屋敷跡、八王子方面に
多いという情報からまずはIC周辺から探してみる。
クヌギ・コナラ・カシの木は多く見かけるが、サイカチの木は
まるでない。台場になりかけのクヌギや枯れた切り株、竹林、
おいしそうな所はたくさんあるが、サイカチは見つからない。
畑そばの家周りにさえない。植わっているのはケヤキや
エノキがほとんどだ。
かれこれ4時間ぐらい歩いたが収穫なし!
次回は河川敷にまとを絞ってみよう!

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