青梅街道を東に進んでいくと右手に小平霊園が見えてくる。
その先あたりから左側の脇道に入るとわずかに残る
田園風景。
その近くの大きそうな公園に立ち寄ってみる。
南沢水辺公園と書かれている。
とても整備されていて最近できたばかりって感じの公園だ。
何組もの親子ずれが蝶やトンボを追いかけている。
落合川の斜面には、クヌギの木がずらっと並んでいる。
クヌギ、川沿い、古木、ヒラタクワガタ採集には、とても
よさそうだ。
このあたりには、ホタルも生息しているとのことだ。
裏手の氷川神社の奥からもクヌギの木がわかる。

このあたりを歩いている人はみな一様に橋の上から川を
見下ろすくらい環境が良いところだ。

氷川神社を起点に周りを歩いてみると、南側に広大な
雑木林がある。
クヌギ、コナラ、シラカシなどの生い茂る雑木林で
武蔵野の面影をそのまま残したというような感じの
とてもすばらしいポイントで近隣住民の方や
保護活動されている人たちの日々の努力により、
貴重な自然が守られているんだなぁ〜というのがよ−く
伝わってくる。
東久留米には東京の名湧水57選のうち3選がここにある。
そのうちの一ヶ所。
東京都内では最大の湧水量ということらしい。
広々とした林の中は、何組もの親子ずれが捕虫網を持って
蝶やカブトムシを探し回っている。
これだけクヌギの木があればうなづける光景だ。
東久留米産ヒラタクワガタの宝庫かも知れない。

先ほどの林を離れプラプラと走っていると
またもやクヌギの木が目にはいった。
この雑木林もクヌギの木が多く、下草もなくよく整備されて
いる。
しかし残念なことにトラップは、放置されている

昼間からカブトやクワガタ、蝶、カミキリなどが樹液場に
集まっている。夜はもっと賑わっていそうな感じだ。
これだけ昼間に見られるのだからトラップは必要ないだろう。

森全体を見られるようになればいずれトラップの愚かさが
わかることだろう。

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